Ｓ様 体験談
今やオンライン英会話スクールは、英語学習に欠かせないツールの一つにみえます。
実際のスクールに通うより低価格で毎日ワンツーマンレッスンしてもらえるし、英語がしゃべれる環境や楽しさを味わうことができる魅力がありましたが、しいて言うなればいくつか不便な点もあり退会しました。
私がオンライン英会話を始めたきっかけは、知人の紹介でした。
この点もいけなかったと思います。
自分の意志があまりなかったため、英語学習の動機付けが甘く、ただなんとなく楽しいからやっている雰囲気になっていってしまいました。
だんだん自分のお金だから好きにやっていいだろうとレッスンの予約をいれるのをさぼりはじめる始末で、英会話の能力向上することがなくなってしまいました。
また、最近では先生の質も向上されているようですが、私が始めた頃の教師陣はフィリピン人で、大学を出ていれば採用されているような、いわばプロの講師でない人も多くいました。
それゆえ、授業内容も先生によってまちまちで、英語力も個人差があったように思います。
初心者用のコースでテキストがあるものをやっていたのですが、例題を繰り返し読ませる先生もいれば、フリートークのように話したがる先生もいて、落ち着いて学習ができないデメリットを感じていました。
TOEFLの指導ができますという先生にレッスンしてもらったこともあったのですが、スピーキングの部分の例題をやらされた感じで、25分間のレッスン中うまくしゃべれないまま終わってしまいました。
臨機応変にヒントくらいくれてもよさそうなものなのに、いきなり本番さながらやれと言われて、嫌な気分になりました。
そしてもっとも不便に感じたのは、予約システムでした。
毎日レッスンを受けられるコースを選択していたのですが、毎日レッスンを受けるために、毎日予約をしなければいけず、これが私にとってはとても面倒でした。
それに気に入った先生というのは、他の人にも人気のようですぐに埋まってしまい、次の予約がなかなかとれませんでした。
そしてまた、自分と相性の良い先生を捜さなければならず、本当に英会話力がついているのか不安でした。
特に、当時海外にいた時期もあり、スカイプの調子が悪かったりしてうまくレッスンができない時もありました。
回線の都合でとぎれとぎれのレッスンもありましたが、代替はしてもらえず最終的には個人情報の流出まで起こる始末で、オンライン英会話には良さもあれば悪さもあることを実感しました。
