もしあなたが海外で急な病気やケガをしてしまったら、英語できちんと症状を伝えることができますか?
もし上手く自分の症状を伝えることができなければ適切な処置をしてもらえなかったり、病院までたどり着くのが遅れてしまう可能性が考えられます。
軽いけがや症状の場合はそれほど問題ではありませんが、もし緊急を要する場合は大変です。
これから海外移住や留学を考えている場合には、緊急事態の英語表現を覚えておくことは非常に重要なことです。
むしろ、通常の会話より先に緊急事態に備えた英語を習得しておくべきだと思います。
そこで、今回の記事では海外で病気になった際に役立つ英語表現をご紹介していきます。
ぜひ、この記事を皆様の海外生活の第一歩に役立てて頂ければ幸いです。
各国の救急番号は?
日本では怪我や事故病気などの救急の際には119に電話をしますが、もちろん世界共通ではありません。
自分の旅行や赴任先の国々の、救急の際の電話番号を調べておくのも重要な準備のひとつです。
ここでは主要各国の救急番号を掲載します。
国名 | 救急番号 |
---|---|
アメリカ | 911 |
カナダ | 911 |
イギリス | 999 |
フランス | 15 |
ドイツ | 112 |
イタリア | 118 |
スペイン | 112 |
オーストラリア | 000 |
ニュージーランド | 111 |
ベトナム | 115 |
マレーシア | 999 |
中国 | 120 |
ポルトガル | 112 |
オランダ | 112 |
フィリピン | 117 |
こんな時はどういう?
ここでは、絶対に覚えておきたい3つの重要表現をお伝えします。
体調不良で会社を休む場合にどのように英語で伝えればよいかをお伝えします。
本日体調不良にて会社をお休みさせて頂きます。
I`m not feeling well.I think need to take the day off today. |
次に救急車を呼んでもらうシチュエーションになったときはこのように言ってください。
救急車を呼んでください.
Call an ambulance! |
ambulanceの発音は「エンビュランス」です。緊急事態に備えてこの言葉はしっかり覚えておきましょう。
次に病院に訪れた際の受付でのやりとり関する表現をご紹介します。
まず受付に行くと、このように話かけられると思います。
どうされましたか?
How can I help you? |
このように受付の方に聞かれたら、これからご紹介する具体的な症状を伝えます。
そしてその後、問診表に記入する流れとなります。
現在の症状を伝える表現
それでは早速体調不良の際の具体的英語表現のご紹介に入っていきます。
体がダルいです。
I feel tired. |
tiredは疲れたという意味もありますが,倦怠感を表す表現としても用いられます。
同じような表現に下記があります。
体に力が入りません。(脱力感を感じる)
I feel weak. |
めまいがする。
I feel dizzy. |
dizzyにはめまいと言う意味以外にも、ふらふらする、目まぐるしいと言った意味もあります。
食欲がないです。
I have no appetite. |
体調がすぐれないです。
I`m not feeling well. I`m feeling run down. |
ちなみにI `m not feeling good.は体調が悪い時には使いません。
goodは気分(感情)の良し悪しを表現する際に使います。
そしてもう一つ疑問がわく方も多いでしょう。I feel bad.ではだめなのでしょうか?ついついこの表現を使ってしまいそうでうが・・・。
実は、I feel bad.は不快感を表す表現です。全く意味が異なりますので注意が必要です。
体調が悪い(病気かもしれない)
Ifeel sick. |
症状が悪く、病気かもしれないと感じて体調不良を訴えるときはこのようにsickを使います。
歯が痛いです。
I have a toothache. |
背中が痛いです。
I have a backache. |
気を失いました。
I lost my conciousness. |
conciousnessは発音がやや難しいですが
「コンシャスネス」と発音します。
熱中症にかかったかもしれません。
I might be heat stroke. |
熱中症は暑い地域では頻繁に表れる可能性があるのでぜひ、heat strokeは覚えておきましょう。
熱があります。
I have a fever. |
高熱を出しています。
I`m burning up. |
熱がありそうです。
I feel feverish. |
喉が痛いです。
I have a sore throat. |
throatは喉という単語で、soreは痛みやただれの意味を表します。
咳が出ます。
Ihave a cough. |
鼻水が出ます。
Ihave a runny nose. |
鼻が詰まっています。
I have a stuffed up nose. |
stuffed upは詰まりを表す表現です。
寒気がします。
I feel cold. |
頭が痛いです。
Ihave a headache. |
風邪をひきました。
I have(catch) a cold. |
下痢をしています。
I have diarrhea. |
下痢を表すdiarrheaは発音が難しいですが、「ダイアリィア」と発音します。
この場合はaが付かないので注意してください。
便秘です。
I have constipation. |
吐き気がします。
I feel nauseous. |
吐き気を表すnauseousも発音が難しいです。
「ナーシャス」と発音します。
嘔吐しそうです。
I feel like I`m going to throw up. |
トイレはどこですか?
Where is the restroom? |
吐き気をもよおしたり、お腹をくだしてすぐにトイレに駆け込みたいときってありますよね?そんな時にトイレの場所確認する言い回しです。
日本語と違って「トイレ」という表現をしないので注意が必要です。
ちなみに、公共の場でトイレを確認するにはrestroomを使いますが、他人の家などのトイレはbathroomを使います。
すこし休憩したいです。
I want to take a rest. |
気分が悪くて少し休みたいときにはこのように申し出ましょう。
具合の悪い人に問いかける時の表現
まずは具合の悪そうな相手に対して、体調を確認したり声をかける時の表現です。
大丈夫ですか?
Are you OK? 同じような意味でこのような言い回しもあります。 Are you feeling OK? |
似たような表現ですが、体調を崩している相手に対して確認する時の表現はこのようになります。
体調はどうですか?
How do you feel? |
熱があるかを相手に確かめるときはこのように伝えます。
熱があるのですか?
Do you have a temperature? Do you have a fever? Do you feel hot? |
体調の悪い相手に対して、横になることを勧める時の表現です。
少し横になりますか?
Do you want to lie down for a bit? |
医者にかかることをすすめる場合はこのように伝えます。
病院に行った方いいですよ。
You should go see a doctor. |
診療科の英語の名称
ここでは主な診療科の英語での名称をご紹介します。
難しい単語が多いので全部覚えるのは難しいと思いますが、保存版として控えておいて頂ければ役に立つかもしれません。
診療科 | 英単語 | 読み |
---|---|---|
眼科 | Ophthalmology | オフトモロジィ |
皮膚科 | Dermatology | デェーメトロジィ |
整形外科 | Orthopedic Surgery | オーザピデックサージェリー |
耳鼻咽喉科 | Otorhinolaryngology | オートヒノラインゴロジィ |
外科 | Surgery | サージェリィ |
精神科 | Psychiatry | サイカイエトリィ |
泌尿器科 | Urology | ユーローロジィ |
内科 | Internal Medicine | インターナルメディスン |
循環器内科 | Cardiology | コーデイオロジィ |
呼吸器内科 | Respiratory medicine | レスピレトリィメディスン |
小児科 | Pediatrics | ピディアトリクス |
神経内科 | neurology | ヌーロオロジィ |
感染症内科 | Infectious diseases | インファクシャスディジーズェズ |
婦人科 | Gynecology | ガイナコロジィ |
産科 | Obstetrics | オブステトリクス |
アレルギー科 | Allergy | アレルギー |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は海外で病気になった際に役立つ英語表現をご紹介しました。
まだまだ全然ご紹介しきれていないのですが、まずは体調不良で起こりがちな症状の表現を集めてみました。
また別の機会に怪我やもっと詳しい症状の表現方法をお伝えしたいと思います。
とにかく、慣れない地域では体調を崩しがちになると思いますので、ぜひ海外に行かれる前に,万が一病気になってしまったときの英語表現を覚えておいてくださいね。