me too! 私も私を好き?私も私を愛してる?
あなたが好き・あなたを愛してる
I like you.
I love you.
これに、「私も!」と思って日本語の感覚のまま答えると、自己愛の強い人になってしまうんです。
Me too!
感覚的には「私も!(あなたが好き・あなたを愛してる)」のつもりでも、
相手には「私も!(私も私が好き・私を愛してる)になってしまうんです。
だから、そこは略さずに
I like you, too.
I love you, too.
と答えれば大丈夫。ちゃんと気持ちが伝わります。
ちなみに、 I like you. は 真剣な顔をして「好きです」というニュアンスではなく
お友達として、人間としての「好きです」と考えたほうがいいです。
あまりに普通すぎるシンプルな内容ですが、これを間違える人が結構多くて、
聞くと笑ってしまうので、真剣な相手を吹き出させない為にも、省略しないで返したほうがいいです。
実は、私も、まさにこのままのことをやってしまったことがあるんです。
何時頃だっただろうか、
新宿で、駅から離れた人通りが少ない大通りで
ものすごく迫力のある大柄なマッチョな黒人男性とバチッと目が合いながらすれ違いました。
Hey! と迫力のある大きな声で後ろから呼び止められ、振り返ったら、
I like you!! と野太い声で、遠くから叫ばれました。
悪い気はしませんよね?
ちょっと嬉しくて、
Me too! と叫んで手をあげて、そのまま去ろうとしたら、どういう訳か、ウケたようです。
その時は何故可笑しそうに笑われたのか判らず、
何か微妙にひっかかると思いながらも意気揚々と歩き去ったのですが…
かなり経ってからその単純でいて大きく意味の違いを知り、
思い出し笑いじゃないですが、思い出しては物凄く恥ずかしかったです。
思い出しては、今でも恥ずかしいです。
知らぬ間に自己愛が強いというアピール、ナルシストになっていたとは。
これは気をつけたほうがいいです、やってしまいがちな、
しかも指摘されないかもしれない、結構微妙な、恥ずかし~いミスです。
何度思い出しても恥ずかしいです、新宿であれだけの大声で叫んだ私。
人通りが少なかったことがせめてもの救いです。
私は私が好きですが、あまり人にアピールすることではないですよね。
好きだ、気に入ったと言われ、私も私が気に入ってる、好きだ、は恥ずかしいですよね。
くどくてスミマセン、本当に恥ずかしかったんです。
同じ機会があったら、これは思い出してほしい内容です。
気をつけてください。