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What's up bro! It's Sky! ネイティブが話す砕けた英会話

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私は、大学生の頃にアメリカ南部に位置するテネシー州、メンフィスに留学していました。
メンフィスは「ブルースの発祥地」として有名な街で、かつてはアフリカから連れて来られた人々が奴隷として働かされていた、という、悲しい歴史を持つ街でもあります。

しかし、ブルースは悲しみを乗り越える為に生まれた生命の音楽。そんな、ポジティブなマインドを持ったアフリカ系アメリカ人から学んだフレーズを紹介したいと思います。

挨拶の時  「What's up bro ! 」

メンフィスで親しい友人に会うと、皆 What's up bro ! と挨拶をしてくれます。「What's up」とは、日本語だと「調子どう?」みたいな感じで砕けた挨拶になります。bro !は brother の略です。つまり、直訳すると、「調子はどうだい?兄弟!」みたいか感じになります。挨拶をすると同時に、親しい友人のことを兄弟のように思っていることを表現しているのです。素敵だと思いませんか?

私は、日本に帰ってきてからも、実の兄弟や親しい友人に、ふざけて「What's up bro!」と挨拶をしていました。その言葉の意味を説明すると、皆、どこかあたたかい気持ちになって、「What's up bro!」という挨拶は日本の私の周りでもすぐに浸透していったのでした。

 「What's up bro!」と挨拶をされたら、「(It's) sky!」と返す。

これは「What's up bro!(調子どう?兄弟!)という挨拶への返答編です。

「What's up」は「調子どう?」といった意味合いの挨拶ですが、そのまま訳すと「上に何がある?」とも訳せます。 それをジョークにして、「(it's) sky! (そりゃあ、空だよ!)」と返すのです。小学生の会話のようなやりとりにも聞こえますが、こういうちょっとしたところにジョークを入れてくるあたりが、心を軽くしてくれます。

補足ですが、「What's up bro! (調子どう?兄弟!)と挨拶されたら、「Everything bro! (なんでもあるぜ、兄弟!」と返すパターンもあります。これは、上記の「(it's)sky!(そりゃあ、空だよ!」と似たやりとりですが、「空」に限定せずに「なんでもあるぜ」と言っているところが違います。空は見上げるもの。人間にとっては、大空を自由に飛び回るのは夢のような出来事です。そんな夢の詰まった空に期待を込めて、「Everything bro!(なんでもあるぜ、兄弟!)」と答えるのです。 面白おかしいだけではなく、映画の中で登場しそうな、どこかロマンのある表現ですね。

誰かが「Me too!」と言うと、次の人は「Me three!」

これは、ちょっとしたアメリカンジョークです。「Me too」とは、相手に「僕もだよ」と共感を示す時などに使いますが、「too」という言葉の発音が数字の「two」に似ていることから、3人以降の共感者は「Me three!」「Me four!」「Me five!」と続いていくのです。

このやりとり、実際に目にするとリズム感の良さとシュールさが混ざってなんとも面白いです。そして、そこにいる人たちがテンポ良く「Me + 自分の数字」を言うと、皆ゲラゲラと笑い始めます。私はそんな陽気なメンフィスの人たちが大好きでした。 もちろん、日本で使っても受けること間違いなしです!

 

 複数の人に問いかける時に、「You guy's〜?」

これは、メンフィスに限ったフレーズではないかもしれませんが、英語の教科書にはなかなか出てこない砕けた表現です。

教科書的な表現に変えると、「All you are〜?」や、単に「Are you〜?」となるかと思いますが、「You guy's 〜?」と表現すると、なんだかカッコよくなります。とくに、運転している人が、後部座席に座っている複数の人たちに対して「You guys want to go rest room?」などと聞くと、とてもカッコいいです。

これも、アクション映画のワンシーンなどで出てきそうなフレーズですね。

 トイレの事は、「Rest room」ではなく「Bath room」

これも、メンフィスに限ったことではないかもしれません。日本人が言うトイレは、「toilet」を示しますが、実際のところ、この「toilet」はトイレの空間すべてのことを示すのではなく、toilet は用を足す便座などの機器のことを言います

よって、英語で「トイレという場所」を言いたい時には「rest room」となりますが、ご存知の通り、アメリカではトイレと浴槽が同じ部屋にあるユニットバスの家が多いです。よって、トイレではなく浴槽のことを強調して「bath room」と呼ぶのです。思えば、日本人もトイレのことを「お手洗い」や「化粧室」と呼びますね。これには、「トイレ」という、用を足す少し汚いイメージのある言葉をオブラートに包む役割があると思います。アメリカ人も、日本人と同じように、なるべく下品な要素が出ないように、「トイレ」ではなく「浴槽」のほうを強調して「bath room」と呼ぶのですね。これは相手への気遣いでもあるようです。

ここまで、私がブルースの発祥地、メンフィスで出会ったネイティブ・イングリッシュを紹介させていただきました。後半はメンフィスに限らないフレーズも出てきましたが、共通して「相手を想う」という要素があったのではないでしょうか。兄弟のように思っていることを相手に表現したり、ジョークで笑わせたり、「トイレ」ではなく「bath(浴槽)」を強調して相手に恥ずかしい思いをさせないように気遣っています。 今回ご紹介したフレーズには、どこか相手への思いやりを感じさせるものがあることを感じ取っていただけたでしょうか?

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