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Hit the booksは「勉強する」になる?様々な「hit」の使われ方

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「本を打つ」ことはつまり精を出して勉強すること

アメリカの高校で12年生、つまり日本で言う高校三年生のとき、同じ高校のクラスメイトの彼氏がいました。付き合い始めたのはちょうど11年生の終わりだったので一年も経っていなかったのですが、学校の休み時間に二人だけになったとき、なんとなく近いうちに言われるであろうことを言われてしまったのです。

別れ話でした。もう受ける大学への願書の準備や統一試験の受験、そういった準備を控えている12年生の秋の時期だったので、ちょうど言われるであろうタイミングでした。大学受験への準備やこれから恐らく違う場所で大学に行くであろうことを考えると、自分たちのためにも勉強優先の生活を選んだ方が良いと思ったのでしょう。

I think it’s about time we hit the books.
そろそろ真剣に勉強した方が良い時期が来たのだと思う。

そう彼氏に言われたのでありました。そのとき、たまたま腕に抱えていた分厚い物理の教科書を彼は片手でポンポン叩きながら言ってきた言葉でした。別れのことや勉強と向き合わなくてはならないという二つの現実的なことを一気に自覚した瞬間であったと同時に、ちょっとシャレっぽく感じました。

なぜかと言うと実際に本である教科書を手で物理的に「打ち」ながら言っていたからです。「Hit」という言葉の使われ方は数多く存在しますが、最も直接的に使われる場合は「打つ」という意味で使われます。しかしながら、「Hit the books」とは物理的に本を打つことを意味するわけではなく、勉強する、それも多くの場合精を出して勉強することを意味します

本以外にも「hit」できるものは多く存在する

「Hit the books」の場合は「本」をhitするわけですが、本以外にもhitできるものは数多く存在します。例えば、本の次ぐらいによく使われるのは寝るときに使われる言葉です。

It’s already midnight, I think it’s time we hit the sack.
もう真夜中なのでそろそろ寝る時間だね。

この場合、「hit」するのは「袋」となるわけですが、布の袋などは寝るための布団やベッドを連想させるものであるため、寝床に付くという意味で使われます。だいたいの場合はもうある程度時間が遅くなっているときに用いられることが多い表現です。また、「袋」である「sack」の代りに「hay」、つまり「わら」が使われることもあります。これもやはりわら布団のようなものを連想させるからだと考えられます。

また、日常的に車が使われることが多いアメリカでは、もう一つ頻繁に使われる「hit」を含むフレーズがあります。

We’re already running late, let’s hit the road now!
もう遅れるから、出発しよう!

「出発する」という意味で、「道路を打つ」という表現もよく使われます。本にしても袋にしても道路にしても、何かやるべき行動を起こす際に何かとその行動と関係するものを「hit」する表現は多く存在します。辞書に載っていなくても自分で好きな主語を当てはめて作ってしまう人もいますし、大体は言いたいことは状況で伝わるものです。例えばフィギュアスケート選手が「hit the ice」、「氷を打つ」必要があると言う場合はスケートリンクで練習する、ということになります。

起こされてあまり好ましくない行動にも使われる「hit」という言葉

勉強する、寝床に付く、出発する、など、前述の例で用いられる場合の「hit」では、起こすべき行動を起こす場合のシチュエーションです。しかし、ときには起こされても好ましいと思われない場合の行動にもこの「hit」という言葉が使われる場合もあります。

The waiter’s impolite attitude made the customer hit the roof.
お店の店員の無礼な態度は客を激怒させた。

この場合、「hit the roof」とは直訳すると「屋根を打つ」ということになりますが、怒りが込み上げた勢いで屋根まで突き当たるようなイメージが考えられます。また、「roof」の代りに「ceiling」、つまり「天井」という言葉が同じように使われる場合もあります。

また、「好ましい」行動かどうかは別として、「hit on」という言葉は俗語として全く異なる意味を持ちます。

His motive for going to the party is to hit on girls.
彼がパーティーに参加する理由は女の子をナンパしたいからだ。

「Hit on」とは異性に言い寄る、或いはナンパする、という意味を持ちます。間違って「on」を省いて「hit girls」と言ってしまったらそれは「女の子を打つ」といった直接的な意味になってしまうのでナンパの意味の場合は「hit on」と、セットで覚えておく必要があります。

積極的に何らかの行動を起こす際に用いられる単純な単語である「hit」ですが、単純な単語であるからこそ使われ方を一歩間違えたら危険な意味になりがちな単語でもあります。単純な単語が様々な使われ方をされることにより複雑な意味を持つフレーズになることがある、というのも英語の特質の一つかもしれません。

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